されど汝は踊らでやまず

タイトルはトーマス・マン作、実吉捷郎訳『トニオ・クレーゲル』(岩波文庫)より // 漫画等の感想を書きます。記事は公開後も推敲します。

漫画(あ~の)-将国のアルタイル

『将国のアルタイル』と戦記と軍記物語

※『将国のアルタイル』14巻までのネタバレを含みます。

古代は海から死んでゆく

※『将国のアルタイル』21巻までのネタバレを含みます。

『将国のアルタイル』の国名・地名小考

※今回『将国のアルタイル』のストーリーに関するネタバレは一切ありません。

ルメリアナ大陸の服飾文化②時代のずれと国力の差

※今回、ストーリーや人物の去就に関わるネタバレはありません。

父なき子どもたち――マフムート、バスコ、そしてアマデオ

※今回は『将国のアルタイル』原作未読の方に対する配慮はしていません。18巻までのストーリーに加えて、一部『将星の書』によって知り得た情報をふまえています。

ルメリアナ大陸の服飾文化①道化と異端

※『将国のアルタイル』13巻で描かれるリゾラーニの海戦の結末と、12巻から登場する天上の都(チェロ)について言及しています。未読の方はネタバレにご注意下さい。 ※本記事はセックスワーカーや芸能者、視覚障害者への差別・偏見の現れと受け取られうるオフ…

金と可能性――『将国のアルタイル』の商業国家

※未読の方にも本作の魅力の一端が伝わることを願ってブログを書いていますが、本記事では14巻までの大まかなあらすじをたどっています。人物の生死や具体的なことの顛末はわからないように書いていますので、物語の魅力が完全に損なわれてしまうことはないか…

『将国のアルタイル』の大陸――一神教なき世界で

ルメリアナ大陸の見取り図 大陸の国々①トルキエと東方諸国 大陸の国々②ウラド王国とバルトライン帝国 大陸の国々③クオーレ地方とセントロ 神なき大陸 ルメリアナ大陸に見える「世界」 漫画『将国のアルタイル』は、騎馬民族の半遊牧・半定住の国家「トルキエ…