されど汝は踊らでやまず

タイトルはトーマス・マン作、実吉捷郎訳『トニオ・クレーゲル』(岩波文庫)より // 漫画等の感想を書きます。記事は公開後も推敲します。

『ゴールデンカムイ』各話シンプル感想その2(10巻・91話~21巻・211話)

ゴールデンカムイ』の全話無料公開が何度か行われた際に書いていた感想をまとめておきます。

前回とつづきはこちら 1~9巻 10~21巻 22巻~28巻 最終話まで

  • ネタバレをしすぎないようにしたつもりですがそれでもネタバレ注意です。
  • 申し訳ないくらい長いです。それでも言葉たらずなところが多いので、後日多少追記するかもしれません。
  • リアルタイムで一話ずつ読みながら書いていたものなので、間違っていることや、後から判明する点なども書いていたりしますが、そのままのせています。
  • 箇条書きで、あまり激しいネタバレにならないように気をつけて書いているので、意味がわからないこともあるかもしれません。
  • 箇条書きの体裁ととのえてなくてみづらくてごめんなさい……
  • ちょっと脱線することだとか補足事項は脚注にまわしています。

 

 

10巻

91話

・トゥレブ(オオウバユリ)、よくこんな食べ方を見つけたな、と思った所に由来譚まできて完璧。読者の思考の流れをよく読んだ上で構成してあるなといつも思う

汚物が食物になる神話は汎東アジア?

・熊岸が死んだと思っている土方陣営にとって白石が不可欠であることを90話で確認してから白石救出劇にもってくの丁寧ですき、いつも各人物の目線が通ってる

 

92話

・イチ谷は岩見沢

・「トントントントントンガラシの粉~~甘いも辛いもお手加減ん~~ジイさん舐めたらババさんホロリとするわいな~~」

↑物売りの歌、俗謡の類に入るんだろうけれど、それだけにこれを描くのにどんな勉強が必要で、またこれを描こうと発想できるようになるにはどんな勉強が必要になることか……こういうものを描けるのが教養なのだと思う

・日露wと大礼服の薬売り、仁丹

・谷垣はアシリパたちが軍都旭川を避け夕張→十勝に迂回したと推測

・チカパシのトカプコールを注意する谷垣、作品への信頼がずっとストップ高

トカプコールみたいなことを作中人物が一切しないんじゃなくて、した上で注意するというのがいい。そうやって子供は育つし社会も変わっていくんだ

・樺戸で合流

神居古潭、ヒグマの腸がヤツメウナギになる話はアシリパさんもしてた

 

93話

・木の丸みを生かした皮の舟で獲物を運ぶ、アムール川もそうなのか

 

94話

・有坂銃、有坂は実在の人物なのか

・三十年式→三八歩兵銃

・戦争→鎮痛剤需要→モルヒネ

・部下のメンテはしっかりやる鶴見

・ケシ栽培は寒冷地に適する

・「戦争が道民の仕事を生む」月島は思う所あるかな

・二階堂の義足

・鶴見、有坂、二階堂を極度に戯画化する描写、考えたい

・最後も前景にケシ

 

95話

・上川アイヌ

・笹葉葺!

・尾形「軍は上に行くほど横のつながりが強いから」杉元「……」

・鈴川が犬童を連想する前にワンワン出てくるの大すき、いつも各人物の思考の流れが作り手の都合とはべつにそれぞれ存在していてちゃんと筋が通っている

ちょいちょいある物価の表示もそれと連動しているような感じがしている、貨幣経済の社会であるということが、登場人物たちが金塊を求める直接の理由なのだから

・三船千鶴子と同時代か

 

97話

・「家族」には谷垣だけじゃなくインカラマッも思い入れあるのかな

・千鶴子とインカラマッの助け合いすき

インカラマッはなかなか複雑な人物で底が見えないけど、とりあえずこういうことができる人なのですね

・対ロシア防衛拠点旭川

・上川道路は囚人の苦役の産物

・樺戸集治監の囚人は国事犯(戊辰西南で負けた武士)

・贋札と戦争

・電話交換手の描写たまらない

 

98話

・小樽旭川間の通話料金は45銭/5m、日雇いの一日の賃金とほぼ同額 情報がまじで金

・犬童移動を警戒していた鶴見すごい

・気球の弱点誰が言ってたっけ

 

99話

・白石(疑心暗鬼)と白石(現実)の背景の差

 

100話

・パウチカムイと低体温症

・信仰とは知恵だ、信仰というものを一つの軸と枠組みにすることで、生きるために必要な情報を体系的にまとめて受け継いでゆく知恵だ、と思ったところに杉元の悪人論、いい流れ

・「戦場では自分を壊して別の人間にならないと」

・「日本に帰ってきても元の自分に戻れない奴」背景は手前から鶴見、谷垣、月島、尾形、二階堂

・干柿

・100話で白石の嫌疑が晴れたのいいなあ

・白石の写しと杉元の本物とを照会させない土方は甘いが、らしいか

 

11巻

101話

・日露wにおいて鶴見に従った月島を羨む新任少尉の鯉登、彼を見る月島の目。月島は前話の「日本に帰ってきても元の自分に戻れない奴」の一人

・鶴見は江渡貝くんの語った「せん」を忘れてない

・人皮あるところ人皮集まる

・追手を避けて杉の選んだ十勝行きが、谷垣想定の杉一行のコースと一致

・鈴川から釧路の囚人情報

・前話のパウチカムイの砦と本話のブラーシカはアシリパさんの知識の範囲外では?珍しく作り手の都合がやや透けちゃったかな?

と思った次のページでアシリパさんはエゾナキウサギをエルムと呼んだ。いやあさすが。私は本作の掌の上です

・となるとロシアのブラーシカをアシリパが知ってるのは父関連かな?

という想像もできる。これはやっぱり作品への信頼があるからです、そういう信頼を置けるだけの描写をここまで積み重ねてきたからです。その信頼があるからこそ、アシリパさんがブラーシカを知っているのはおかしいでしょ終了、じゃなくて、何か理由があるのかなと考えることができる。

まあそれは、私が『ゴールデンカムイ』を正当に評価できていて、難点を見落としていないことが前提になるわけなのですが……アイヌや日本・ロシアの近代史に詳しい方からみるとどうなのかはちょっとわからない。私は文学よりの人間なので、どうしても構成や描写、言語文化の描写の細やかさに注目してしまう。

 

102話

・電報ではアイヌ語仮名は打てないんだな

・子を大事にする信仰

 

103話

・出落ち扉絵feat.ナキウサギ

・ヒンナできない尾形、83話のヒンナ儀礼はやっぱり不完全だった模様

これができないからこそ尾形は孤独なのだろうし、孤独だからこそこれができないんだろうなあ

・尾形のスナイプの原点は幼少期に

・尾形、試すタイプ

・花沢偽装自刃も鶴見の計、尾形を傀儡にするはずだった

 

104話

亀蔵と夏太郎は茨戸から土方に従って小樽にきてた

・凶悪夫婦も小樽

・そしてのっぺらぼうが囚人たちに行くよう指示していた小樽で月島が偽人皮を餌にまいたと

・「フチ元気にしてるかな?」の背景は102話電報フチ

・蛇無理アシリパさん

・巨大蛇

 

105話

・蛇と稲妻のアイヌの神話と凶悪夫婦の一致度すご

 

106話

・鶴見も蝮(人間)炙りによもぎ使ってる

 

107話

・「時代に合えば英雄になっていたかも知れんぞ」背景はのっぺらぼうとアシリパ

・「どこか信頼のできる人間に託さないと」と子をフチに託す鶴見

・「ねんねん泣かずにねんねしな」背景尾形

・凶悪犯の子供の扱いに重ねてこの訳者を示す出典表記、本当に信頼してしまう

翻訳の著作権侵害については、その被害にあわれた高橋さきの氏の『美術手帖』2020年8月号に緊急寄稿された文章が大変よくまとまっていて勉強になりますが、とにかく巷にあふれすぎているので、ちゃんとしている例を見るとほっとする!

 

108話

釧路湿原

・杉元の動機ようやく開陳

・尾形、アシリパさんのごまかしに気づいてる?

・合流!

 

109話

・ユクとカムイの違い、22話からのロングパスでした

・東西アイヌの違い、釧路のアイヌにとって矢は古い?

 

110話

・谷垣の「役目」

 

 

12巻

111話

・悪い狐が人と結婚しようとして殺される逸話がアイヌにもあると。けっこう東アジアに多そうだなあ、有名所は九尾の狐だけどそれ以外の小物も異類婚姻譚をあされば相当あるはずです

 

112話

リュウ!姉畑とよい対比、

ついでにいうと、リュウアシリパさんがいるから作品としてはバランスをなんとかとってるけれど、姉畑に対する杉元の茶化し方や読者の悪ノリはほんと褒められないからな(誰しも最初から完璧なわけではないので、杉元がアシリパさんと対話すればそれでよいのですが)

 

113話

アシリパさんの台詞ことごとくよかった

・諸々解決した中に火種を埋めていく尾形

 

114話

・二瓶の銃は彼の息子が日清wで使ったもの

・ついにフチの15番目の妹

・エチンケ

アシリパの自然に対する責任感

アシリパ杉元が互いの望みに耳を傾けるのほんといい

・蝗害!むごい……

 

115話

・キロランケ!白石救出時から別行動?やられた…

 

116話

・ウイルクは樺太アイヌポーランド人の子

・ユク(109話参照)と言うインカラマッは西のアイヌ

樺太にはエゾシカや狸がいない

・ウイルクは樺太出身?ならキロランケは同郷ではない?

・キロ曰く土方とは旭川ではぐれた

・インカラマッと鶴見内通疑惑回収

・鶴見電報監視済み

 

117話

・「杉元たちも懐に余裕があるときは利用していたと考えられる」語り手は何者?

・土方、小樽の油屋は失敗と気づく

・第七師団は網走に潜らせている

 

118話

・日露w以後のマスコミ

・ペカンペ

・101話あたりで疑問に思ったこととつながる話なんだけど、アシリパさんが解説役できるコタンにはやっぱ縁者がいるんだ

・そろそろ24人という人数が意識されてきた

 

119話

・硫黄山の火薬はやはり戦争ゆえの需要か

・囚人の苦役がどれだけ変革期の社会を支えたか知る漫画でもあるな

屈斜路湖アイヌの狩りの仕方をアシリパさんは知ってるのか?と思ったらやはり縁者、さすが

・東の川のアイヌにとってはフクロウ大事(ふくろうといえばシロカニペ ランラン ピシカンなんだけど知里幸恵は登別のアイヌでした、登別は東というか南かな)

 

120話

・チカパシが首までつかってるの安心

 

 

13巻(121話~)

123話

・ペカンペ!

・「鉱山会社の連中と網走監獄の犬童は報いを受けるべきだ」

・トニを追ってきた土方と合流

 

124話

・鶴見は根室、硫黄山での囚人の労働が117話の網走監獄の武装の資金

・土方杉元一行北見へ

・土方は写真を使ってキロランケ&インカラマッ調査

・啄木、ハースト、写真と新聞と戦争

・若土方の写真

 

125話

・エムシ(男の儀式用の刀)、シントコ(漆器)は和人から鮭と引き換えに手に入れた

・サルナシのかんじき、読者も時間の経過を実感する

・海のカムイと漁のことを語るキロ、陸のカムイと猟のことを語るアシリパ

・「何があっても最後まで俺がついてるから」

・全方位憎しみを買ってきた犬童で〆

 

127話

・ついにナンバリングされ始めたフチの妹

・土方までチタタプwith兼さん

・尾形も

屯田兵も看守も囚人も「戦争によって北海道へ流れ着いた士族の成れの果て」

 

128話

・門倉!117話の看守か

 

130話

・電報第七師団に伝えてたのインカラマッ?

・無理といいつつ銃壊してくれる門倉

・鯉登父!

・シャチの比喩!

 

14巻

131話

・師匠の受け売りとはいえ「女というのは恐ろしい…」はちょっとひっかかりはしますね(まあこの後谷垣が疑心暗鬼を乗り越えて自分の生き方をつかんでゆくのは、読んでいけばわかるのですが)

・姉畑→蝗害→大砲

 

134話

・犬童の鍛錬は土方対策か!

 

135話

・転向と殉教者、写真

 

136話

アシリパさんの頭をつかむキロランケ、こういうところにちょっとアシリパをどう見ているかが出ちゃっている気がする、少なくとも杉元は「相棒」に対してこういう止め方はしないと思う

・「やれ最後の侍…」

・土方は新聞にアシリパを…さすが自身の往時の写真が残っている人の策だなあ

前巻124話あたりから地味に写真にフォーカスがあたっていますね

・読者視点だとインカラマッは白だしアシリパに対してどんな愛情を抱いているかもわかるのですが、作中人物視点では真逆…

 

138話

・尾形-キロ、鶴見-杉元-土方か

・白石頼んだ!

 

139話

・「あんたまで俺を食べようってのか!?」

あんたまで?誰のこと?と思った数ページ後の家永登場で助かりました、本当に読者の思考の動きをよく読んで描いていそうに思える。その点で『ゴールデンカムイ』は学校の授業に印象が似ている

・「不殺銃弾」まで回収されたとは

・鯉登少将!

 

140話

・フレップ(コケモモ)は高山植物樺太の特産

・ロシア語話せる月島

 

15巻

141話

・千島・北海道・樺太アイヌ

 

142話

・犬皮鮭皮

樺太アイヌもそろばん使うの?

・リーダー犬の頭飾りはセタキラウ

 

143話

・ロシア語(スチェンカ)と和語(大泊、豊原)、樺太アイヌ語の共存すごい

 

145話

・殴られすぎた杉元の鎌と槌ポーズ

 

147話

・「俺ッ」「俺は…」「役立たず…!!」

・トドはヒグマと同格クラスのカムイ

エタシパ(トド)は小樽にも、樺太と北海道をつなぐもの

 

148話

・トドの革紐

・犬のご飯は高いが狐は何でも食べる

・網の中のシトゥンペカムイをアシリパさんはどう見るか

・ウイルクの生まれた村、機械的に並ぶ網囲い

・鶴見、二階堂は網走

 

149話

・自分を制御

・鶴見は新潟出身で「いご草」とよび月島は佐渡で「えご草」とよぶ、地域の言葉のそれぞれを尊重する作品の姿勢

・ロシア語に目が向いたタイミングで月島回想!

 

150話

・「満州が日本である限りお前たちの骨は日本の土に眠っているのだ」これが侵略戦争

・杉元谷垣だけでなくここともニアミス

・「偶然にも」「この奉天佐渡の人間が」←仕込み?

・月島は鶴見が鶴見になる場に立ち会ったと

・恋実ってる戦争帰りはやはり谷垣だけか

 

16巻

151話

樺太では季節労働者をジャコジカとよぶ

・土方たちは根室

 

152話

・人斬りも北海道に流れ着く

 

153話

・前話の若見え演出が用一郎目線と確定させてからの牛山の驚愕いいな

・最後は刀

・エトゥピリカ

・土方は日露wに明治政府の限界をみて、北海道を多民族の緩衝国として独立させ本州の国内発展の時間を稼ぐと……

・「勤皇主義が日本国を身分差別のない良い国にすると…そう云うあんたの理想を信じて」「俺は汚れ仕事を請け負ったんだ」「裏切り者ッ」「俺は切腹なんてイヤだッ」

用一郎の背景、武士なるものの仕組み

・その中で「人斬り用一郎の思想は正しかったのかも知れない」と認める土方、彼も農民の子

・あと、多民族国家って言葉明治にあったの?

・結局土方は本州のことしかみてないしキロもパルチザン、となると148話のロシア・日本の間のアイヌの話の重みがますが、問題はそれを語るのがキロランケなとこ

 

154話

・「犬童四郎助から取り返してきたぞ」「「アイヌ」とは…「人間」という意味だそうだ」「自分だけ申し訳ない…」

・日露w後のロシアで日の旅芸人が巡業したのか!

・杉は自分がキロランケ・尾形に消されたとは思わない?

 

156話

・ローラースケートはM10に日本に

 

158話

・やっぱスパイか~しかも将校

・紅子先輩の波乱の人生の幕開け言及するのいい

・ロシア側でも監獄か

 

159話

北樺太のウイルタ族

・予定通り

・ウイルタの言葉、ウラーとシロ

 

160話

・二階堂はまだ立てないか

・鶴見の読みと調べ!

 

17巻(161話~)

162話

・仲間もスナイパーを炙るための餌感覚のヴァシリ、その餌を爆弾で潰すキロ

二〇三高地の手投げ弾、工兵、暗殺…

・ユルバルス

・白石アシリパがロシア語できないの痛い、月島にロシア語を覚えさせた鶴見よ…語学は強いな

 

164話

・狙撃のための雪→熱→回想

・ウイルタはツングース

・病人にはアンバ(悪い化物)が憑いている

・「血に高貴もクソもありませんよ」

・キロランケはタタール人、曾祖母が樺太アイヌ樺太・千島交換条約

・白石!アシリパさん!

・164話サブタイトル「悪兆」

 

165話

・ウイルタのセワ(偶像、お守り)

・「みんな俺と同じはずだ」

・「人を殺して罪悪感を微塵も感じない人間がこの世にいて良いはずがないのです」

 

166話

・「後方から人が来る」うーーーーーん

・トナカイの骨占い!

 

167話

・「け」 本当に地域の言葉というのを大事にする作品だなあ

・杉元覚えてたか

・「露助」との戦いの記憶の中をさまよう杉元を、現地(今ここ)のロシア人の燈台の光が救った

 

 

18巻

171話

・鶴見もアシㇼパ発音できてた

・「迂」

・殺人を忌むアイヌ

・阿寒湖周辺に労働者

・キラウシ!151話で登場したのは姉畑蝗害ゆえの出稼ぎか

・北海道も水面が凍った

 

176話

・炭鉱会社の少年は何か学べたかな

・ナーナイ族の木彫り?

 

177話

・もしや写真館って文化の拠点になりやすい?たしか戦間期徳島もそうだった(吟鳥子先生の『アンの世界地図』のおかげで学びました、私はアン地図の感想をいっぱいこのブログで書いておりますのでその過程で)

そして13~14巻あたりで早くも写真がちょいちょい出ていたのはここにいたるまでの準備だったのかな

・信仰を革めるための皇帝暗殺、生活が信仰と不可分な少数民族たち

 

179話

ロシア正教と農民、十字架をたてたウイルタの土葬(159話)

・情報将校としてロシアに渡った鶴見(149話)

回収タイミング!

 

180話

・流氷→徒歩移動可能&出港困難→燈台無人

・ナーナイの木彫は虎

・爆弾の狼煙化

 

19巻

181話

・ユルバルスは虎(タタール語)164話参照

・ナーナイでは虎は神様

 

182話

・ソフィアもインカラマッやアシリパと同じ、彼に世界を教わったのか

・「古い銃で使われるような黒色火薬の間延びした銃声」

谷垣と尾形では聞き分けられる銃の種類が違う、あと擬音が月島白ドオン谷垣黒ズドンだ!!!

 

183話

・「無駄のない機能的な美しさを狼たちの生き様に感じた」

・ウイルクはpolishで狼

・ホロケウオシコニ

・あ!

 

185話

・スヴェトラーナ、サンクトペテルブルクには、あなたは……

 

187話

あんこう鍋!尾形!

・「アイヌの偶像」

・「お前達のような奴らがいて良いはずがないんだ」165話参照

 

188話

・凍傷回収

 

189話

・爆弾と月島鯉登、鶴見を庇ったときと似た構図

・鯉登!

 

190話

・走馬灯の中に天棺、セワ、子供たち、狼、我が子

・「「俺たち」のために」「ソフィア…!!」

 

 

20巻

191話

・キロランケの傷の入ったマキリ、アシリパのメノコマキリ

・岩息舞治

・登別は第七療養地

・菊田特務曹長

・トニ

 

192話

・有古一等卒

樺太アイヌニヴフの冬の家は穴を掘る、ウイルタは革の家

ニヴフとウイルタの服は似る

ニヴフ樺太アイヌは犬を飼う

・「わたしたちはちょっと違ってちょっと似ている」「北海道にいたら知らなかった」

・赤子の籠もそだね

・「生きていることさえわかれば真っ暗な底から抜け出せる」168話回収

 

192話

・158話の紅子先輩に続く「それはまた別の話」

・今度は鶴見と結ぶ

・「相棒の契約更新だ」

・「解放する」か…少数民族と主体性……

 

193話

・「悪いことをするやつは…自分を見られるのが怖い」

 

195話

・「この氷は気にも留めていなかった」、見えるがゆえに見えないもの

・チノイェタッmeans松明?

 

196話

・なめしは子供の仕事

・杉元大丈夫かな

 

197話

・尾形もロシア語話者

・「がられもはん」さびしいな

・「アタイは「桜島大根」っちからこうたたっどん……一度もはらかかんかった」「優ひか兄さあじゃした」ここに共通語訳がつかないの敬意を抱く、

地域のことば(いわゆる方言)をそれぞれの言葉として尊重する姿勢が一貫している。アイヌの言葉だけではなくて「日本語」の一画と捉えられている薩摩の言葉に対してもそれが及んでいるのは、アイヌを特殊なものとして捉えているのではなくて、日本列島の本州以南と北海道以北の文化、すべてを対等なものとして捉えているからこそ……なのではないかな(弱気になった)

とにかくこの作品のこの場面には、地域の言葉そのものの尊重と、他のどの言葉でもなく、地域の言葉を使って話したかった音之進という人物の尊重、両方があると思う。「優ひか兄さあ」は「優しい兄さん」じゃないのだ、とっても大事な記憶だから、そんなふうには言い換えられないのだ

が、ちょっと付言しておきたいことはあるので脚注に*1

・「話してごらん?」こういう隙を絶対に逃さない人だ

 

199話

・音之進16歳当時函館の電話加入者は320件、97・98話参照

・前回の音之進は「兄さあ」のことを母に似て色白だと言ってたけど、あなたも確実にお母様似ですね お父様はあなたのこともかわいかったと思いますよ

 

200話

・菊田、月島、尾形…

・196話の「救いたいのはあいつじゃねえ」やっぱ聞いてたか

・「ぶっ殺してやるから」⑳(完)

 

21巻

201話

・口噛み団子

・バルチョーナクを教える月島

・敷香の日本風の木造建築、オソマもある

 

202話

・月島白石を買ってるなあ

・襖をこう戦いに使うとは!杉元久々のホーム戦

 

203話

・絵うま

・「アシリパさんを見てると」「救われる」、本格的にキーワードが「救い」になる?

アシリパさんの観察眼

・「引っ掻き回して遊んでるだけかもしれねえな」そう思われているのが哀れだけど、たしかにそう見えてしまうんだ

灯台、月島の静かな恢復 167話の杉元同様の光になってくれたらよいのだけど…無理かな…

・スヴェトラーナ・岩息・ソフィア

・希望と復讐

 

204話

・火のお祈り、和人ともちょっと違ってちょっと似ている

アシリパさんの信仰と合理性

アシリパ「どうすれば残せるんだろう」

・写真(124話)からのシネマトグラフ 写真というモチーフはなかなか息が長かったなあ

 

205話

・杉元、あんな男が月島や音之進や色々をたらしこむところを読者は見てきました

・この流れはやはり長谷川写真館を想起させる

アシリパ「活動写真なら…言葉が違うひとたちにも」203話の絵

・サブタイトル「シネマトグラフ」

 

205話

・パナンペ・ペナンペ物語、松前藩とかでてくるんだな(なおサブタイ「松前藩」は6巻56話)

おとぎ話っぽいものにめちゃくちゃ近世の行政の言葉がでてきて、そうか、アイヌ文化って時間の感覚がそもそも全く違うなと思い知った

・着物のお太鼓にタレ先がないのちょっとほほえんじゃう、あるあるミスですね

・ケソラプの身の上話

チカパシの巣立ち、アシリパさんの巣立ち

 

206話

・残すためには記録じゃ足りない 1巻4話で鉛筆に出会ったアシリパさんだけど、それだけじゃ足りないんだ、ここまでの旅をさらに乗り越えようとするのですねアシリパさんは

樺太の旅を自分で定義し直すアシリパさん

アシリパ「私の中に干し柿を食べていた頃のような自分を見ているだけじゃないのか?」

・「自分を救いたいんじゃないのか?」

・「キロランケニシパからいろんな民族の生活を見せてもらった」

・「命をかけて伝えてきた」

・杉元「守るには戦わなければならないのか…」

・「アシリパさんは本当にそうしたいのか?」

 

207話

・鶴見、登別に

・入れ墨の地域差

・トニの刺青どこで知ったの?

・刺青と入れ墨の表記わけてたの!!

 

208話

・偽物回収!上手だな!

・土方に利用され鶴見に脅迫されるアイヌ、有古イポプテ

 

209話

・最初はそりから転げ落ちたのがきっかけだった、でもそこで「ザッ」と音を立ててひとりで立ったチカパシ

・二瓶親子の村田銃とリュウを残して、ひとりで立つのは谷垣も一緒、「そうだ勃起だ!! チカパシ!!」と言うことで、谷垣も一緒に自分を奮い立たせているように見える

・Then how aboutちょっとアシリパさんに依存気味の杉元は?

 

210話

・大泊の鯉月

・満鉄と花沢

・150話の鶴見の言、鯉登はどこで聞いた?

・すくすく鯉登、さて月島は…

 

210話

・「アイヌはどうなる?」「……奴らが北海道を独立させる気持なら敵に回したくはないはずだ 労働力としても欲しいだろうし」

杉元ー!北海道がどんな労働力で何を作ってきたか思い出して(囚人の苦役の上になった上川道路は10巻97話、軍事利用された硫黄山の火薬は12巻119話、124話など)!

読者としては有古イポプテがどんな扱いを受けているか見てるから絶対そんな楽観はできません

・杉元は将校や活動家の家の人間のアレコレに巻き込まれてしまった一兵卒なんだなあ、視野がダントツで狭い

・大湊水雷

・「あなたたちは救われたじゃないですか」戦場帰りの谷垣は自分をだいぶん取り戻して、杉元はアシリパさんの姿に「救われ」ていて、月島は……

・150話の仕込み回収、やはりそうですよね

・月島「北海道の……軍需産業」「政権をおこし軍事政権を樹立」それよね

・鶴見チルドレンの奇行をようやく理解したかも…そうか…全部わかった上であえてやっていた人もあの中にまぎれていた…のか……?

 

211話

・「杉元は樺太の旅でのアシリパちゃんを見てねえ!」「キロランケが彼女に伝えたことは嘘じゃねえだろ!?」「全部覚悟の上でアシリパちゃんが「アイヌを背負いたい」というなら背負わせりゃいいだろッ!!」

白石よくぞ言ってくれました

・白石「彼女を自立した相棒として信じればなぁお前は元のギラギラした男に戻れるのに…」

これは谷垣がチカパシに対してできたことですね

・ここで客観的な「彼女」呼びできるところに白石の立場と思考がでてる、白石は誰とも親しくて誰とも近づきすぎないいい距離を保っていると思う、読み返したいな

・長谷川、その青い目を前にしたら「優しい嘘」はつけないか……

この様子を見ていると月島あたりに「優しい嘘」をつけるのは、やっぱり本当にそこに部下への愛情があったからんだろうな、「優しい嘘」の半分は本当に優しさでできているんだろうな……ってそれって「嘘」じゃなくないですか?

・「私のことは私が決める」

アシリパさんよくぞ言ってくれました

・「選ぶ道はひとつじゃない!!」

・置いていかれた白石谷垣~㉑(完)

 

 

ゴールデンカムイ各話シンプル感想

前回とつづきはこちら 1~9巻 10~21巻 22巻~28巻 最終話まで

*1:ただし実際の史実ではこんなふうに地域の言葉が尊重されることはなくて、軍隊で使用する日本語の統一が必要だったからこそ、学校で発音矯正と方言の激しい抑圧が行われていたことは覚えておきたいところです。詳細は「イエスシ読本」と「方言札」で検索するとわかります。上官の命令が聞き取れないなんて軍として成立しないので、鯉登少尉は誰よりも「標準語」(現代は共通語と言うあれ)がペラペラじゃないといけない立場です。