されど汝は踊らでやまず

タイトルはトーマス・マン作、実吉捷郎訳『トニオ・クレーゲル』(岩波文庫)より // 漫画等の感想を書きます。記事は公開後も推敲します。

『将国のアルタイル』の大陸――一神教なき世界で

ルメリアナ大陸の見取り図 大陸の国々①トルキエと東方諸国 大陸の国々②ウラド王国とバルトライン帝国 大陸の国々③クオーレ地方とセントロ 神なき大陸 ルメリアナ大陸に見える「世界」 漫画『将国のアルタイル』は、騎馬民族の半遊牧・半定住の国家「トルキエ…

もう一度はじめまして

かつて、私はこのブログを作った。 いつも言葉であふれている自分を持て余してのことだった。 しかし結局長くは続かず、あふれる言葉に疲れたままで二年が経った。 疲れていても、もっと差し迫った事態に追われて、疲れている自分を直視する余力がなかった。…

100年前のその後――言葉を残せなかった母親たち

※【2020.8.24再投稿】 ※『アンの世界地図~It's a small world~』の最終話までの内容に触れています。必要以上のネタバレはしていませんが、未読の方はお気をつけ下さい。ドイツ俘虜たちと秋さんのその後の話です。 もとは2018年の3月に書いていた記事です…

アキの着物と物語る「家」――『アンの世界地図』

【2020.7.22 改稿・再投稿】 『アンの世界地図』について、以前一連の感想記事を書いたことがあった。 そのときも、筆慣らしに着物のことから書き始めた。 今回、それらの記事を加筆修正するにあたっても、着物を足がかりにしたいと思う。 ネタバレは極力避…

はじめまして

【2020年8月追記】 かつて、私がブログを始めたときの記事を、もう一度もとに戻します。 ただし、名前は伏せ字にしました。 おそらく、この名前を使うことはもうないからです。 --------------------------------------------------------------------------…